セントラル・オブ・セントラルにあった穴場オフィス【広島の物件#003】
広島県に進出する企業様のサポートをコツコツと重ねておりますけれども、今回はびっくりたまげました。
「ここにしようと思うけど、どうですかね?」と、ある日、指差して見せられた地図アプリ。
失礼ながら二度見しちゃいました。
広島県のセントラル
広島県の中で最も進出ニーズが高いのは、100万人を超える人口や企業が集積している広島市です。
土地勘のないビジネスパーソンには、「広島駅周辺エリアは再開発でどんどん変わっていて、広島県庁のある紙屋町・八丁堀エリアはオフィスビルも選択肢がさまざま、広島市役所のある大手町エリアまで広がりますよ〜。ちなみに、来年は、ここに新築のビルが建つ予定で……」なんて、ご紹介しています。
そんなわけで、いつもは知ったかぶっておるわけですが、まさか、まさか、まさか、こんなところに、オフィス物件があったなんて…
これからご紹介するのは、FPGA専業のプロフェッショナル集団!ベクトロジーの「広島クラウド研究所」です。
FPGAって何よ、という話はさておき、場所です。場所!
広島市のセントラル
ベクトロジー広島クラウド研究所は、広島市のセントラル、つまり広島県のセントラル・オブ・セントラル、紙屋町交差点から北へ3分ほど歩いた場所にあります。
紙屋町交差点は、路面電車の”ひろでん”停車駅が2つもあります。2つ合わせた乗降客数はコロナ前だと約27,000人/日です。
紙屋町は、「かみやちょう」と読みます。厳密にいえば、交差点の南側の小さなエリアが紙屋町です。
江戸時代が始まる少し前に伊予国(今の愛媛県)からやってきた伊予屋九郎左衛門が紙の商売を始めた場所というのが由来だそう。
交差点の北側は基町(もとまち)という、いわばお城の敷地内。「広島開基の地」で基町というそうです。
歩いたことがある方なら、おわかりでしょう。
セントラル・オブ・セントラル、紙屋町交差点から徒歩3分程度、北に歩いてたどり着く場所といえば、次の4つでしょうか。
そして、ベクトロジー広島クラウド研究所は、このうちのどこかにあるのです。
複合ビルの複合内容がすごい
「だんだん準備ができてきたので、見に来ませんか?」のお電話をいただき、広島県庁からやってきました徒歩1分。
正解は、
C リーガロイヤルホテル
でした。
プール・ジムナジアム(←きっとジムのこと)、宴会場、レストラン街、チャペル!からのオフィス…。
エレベーターの行き先バラエティよ。
地元民のため、あいにく宿泊したことはないのですが、イベントで何度か乗ったことのあるエレベーター。
オフィスフロアは、すっかり見落としておりました。
果たしてオフィスフロアがあることを知る広島県庁職員は、私のほかにいるだろうか。
私はすごい秘密を握ってしまったのではないだろうか…。
1人あたり面積広すぎた。ベクトロジー広島クラウド研究所
さて、オフィスの中の話もちょとしておきましょう。
たたずむ私に、所長の山田さんがささやくのです。
「これがエンジニア・フレンドリーってヤツなんです」と。
たしかに、海外ドラマに出てくるオフィスって、こんな感じかも…
しかも、スペース広っ!
県庁の私に与えられたデスクスペースの2倍はあるはず。3倍かも。
で、妄想を続けますと
海外ドラマに出てくるオフィスに欠かせない要素は、コーヒーをテイクアウトして、デスクに軽く腰かけて小粋なジョークを飛ばすような人物ですよね。
いました。
山田さんたちが広島のこのオフィスで何をしようとされているのかは、インタビュー記事をご覧ください。
正直にお伝えすると、私がFPGAがなんたるか、簡潔に説明できないのです。
FPGAを専業にする人は、巨大メーカーに1人か2人ぐらい存在するらしいです。ベクトロジーには、その貴重な人材が集合している。
わかる人には、え、こんな会社が日本にあったの!?というレベルだそうです。
広島県にそんなラボが爆誕して、こんなに嬉しいことはございません。
会社ごと移住です
広島クラウド研究所の設立きっかけは、山田さんが「広島に移住したい」と社長に直談判したことだそうです。
所長として広島にやってきたのではなく、山田さんにクラウド研究所が着いてきた状態。
「転職なき移住」を超える、会社ごと移住。
こんなことあるのか、、、震えます。
優秀で、信頼されている、そして広島にとても珍しいラボを連れてきてくれた山田さん、ありがとうございます。
んー。何か表彰制度とかないのでしょうか?