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広島県から大きな声で「テック系企業さんいらっしゃ~い!」

大都市脱出したい企業にイチオシの場所・広島県より重要なお知らせです。

この度、R&Dやラボなど、研究開発拠点を広島県内に移転・新設する際に利用できる助成制度がパワーアップしました。

広島県は,古くから製造業で栄え,「世界初」「世界で唯一」の技術を持つ企業がたくさん育ってきたエリアです。
企業誘致担当としては,ラボ移転をお手伝いすることによって、世界初の新しい何かがまた産声を上げると思うと、今からそわそわしております。

↓↓↓ お問い合わせは、こちらからどうぞ ↓↓↓


自由度高め「研究開発機能拠点化助成」の中身

3人以上の研究者・開発者が常駐するR&D拠点,ラボを設置する場合、上限1億円の支援が受けられます。

内訳は、大きく「ヒト」と「ラボ環境」の2つに分けられます。


(1)上限1億円のうち、「ヒト」に対する支援

・研究者・開発者が異動&移住する場合、1人あたり100万円を支援します。
・研究者・開発者と一緒に家族が移住する場合、1人あたり100万円を支援します。
・新規採用する場合、人材獲得経費の半額を支援します。

この「移住する人数×100万円」は、企業に対して支払うものですが、用途は問いません。

社宅資金の足しにしてもよし、社員旅行にするもよし、福利厚生でハンモックや釣具を買うもよし、あるいは、従業員に還元して、引越代や移住手当にするもよし、ご自由にどうぞ。

実はこれ、単身赴任のさみしさをつぶやいた1人の研究者から生まれた制度です。


「地方でのんびり子育てしたいんだわ~」と思っている研究者・開発者さんは、思い切ってパートナーと上司にプレゼンしてみてください。


(2)上限1億円のうち、「ラボ環境」に対する支援

・研究開発に必要な機材購入費の1/2を支援します。
・オフィス環境に必要な設備購入費、内装工事費の1/2を支援します。
・県が定めた「中山間地域」に拠点を置く場合、1/2の助成率が2/3になります。

研究開発拠点で使う設備は高額ですが、製造設備と違って利益が見えにくいため、できるだけ初期コストを抑えたいですよね。

「固定資産に登録するもの」に限りますが、この機会に、最新の機材や設備を購入されてはいかがでしょうか。パソコンやサーバ、プリンター等のOA機器も対象です。


【訂正】上限は1億1500万円でした。共同研究をサポートします。

先ほどから、「上限1億円」と申し上げていましたが、
正しくは、1億1500万円です。

・共同研究開発の実費を1/2支援します。
・共同研究開発に必要なコンサルティング経費、旅費等を1/2支援します。

研究開発拠点の設置後3年間、地元の大学や企業等と「共同研究開発」をする場合、年間上限500万円を県がサポートします。


<表>助成制度の概要

研究開発機能拠点化助成の概要


【訂正】上限は1億1500万円以上でした。市や町も一緒になってサポートします。

度重なる訂正、すみません。

別の制度になりますが、拠点を設置するエリアによっては、賃料や通信回線使用料、さらなる初期コスト支援が受けられる場合があります。

たとえば、県のほぼ中央にある東広島市の場合、こんな感じです。

・県と市でオフィス賃料を3年間1/2ずつ支援します。つまり2/2です。つまり100%です。
・市が内装工事や研究開発用の設備購入費1/3を支援します。つまり、県と合わせて80%になります。
・大学がたくさんあるので、共同研究する相手が見つかりやすいかもしれません。
・学生がたくさんいるので、アルバイトを見つけやすいかもしれません。
・エリア指定された場合は、県庁と市役所が同時にご相談を受けます。2回説明する必要がありません。


<図>開発者2名+家族2名が移住して,東広島市にラボ移転したら…

モデルケース東広島市に研究開発拠点を移転


人材獲得の支援をします

課題はコストだけじゃないですよね。広島県内に拠点を持つ企業は、県が新卒採用、中途採用を支援します。

採用サポートをする担当課がたくさんありますので、ケースに合わせてご紹介していきます。

・新卒採用&中途採用をサポート
・専門人材の採用をサポート
・UIJターン人材とのマッチングをサポート


ビジネスマッチングを支援します

コストと人材だけじゃないですよね。

広島県にせっかくR&Dを設置してみたけど、地元の企業や大学に声をかけにくい、誰と組めばいいか分からないという場合は、広島県庁がビジネスマッチングをサポートします。

マッチングサービスは、2021年7月に開設した「ひろしまサンドボックス マッチングサイト」により,24時間体制になりました。

県外企業も対象です。

「移転はありえない!」と思っている企業さんも、(私は、ちょっとさみしいですけど)これを読んだら今すぐ登録しておきましょう。


担当者は,ラボ移転を「結婚」に重ねてます。

私たちは、ラボの移転を本格的に検討するには、いろいろなステップを丁寧に踏む必要があることを知っています。

個人的には、結婚と重ねて考えています。

ラボ移転までの道のり

結婚を意識して決断する前には、出会いと、恋心と、デートと、両親や友人への紹介、場合によっては同棲を経て、新居探しをします。

ラボの移転も、経営者や担当の方を見ていると、まず広島県に興味を持ち、魅力を感じて、現地視察をして、ステークホルダーの理解を得て、場合によっては短期でプロジェクト滞在してみて、それから移転するかどうか決めておられます。

(あっ,短期プロジェクト滞在のコスト軽減サポートもあります。書ききれないので,またの機会に!)

最近はイベントや展示会で,企業と新規に出会う機会が減りましたが,それでも地道に活動を続けていると、だんだん広島県に興味を持ってくださる企業が増えてきました。

「結婚してよかった!」じゃなかった、「移転してよかった!」と思ってもらえるように、しっかりアフターフォローとご近所づきあいもしていこうと,新しい活動もはじめています。

そんなわけで,広島県から大きな声で
テック企業さんいらっしゃ~~~い!!!


この記事は 広島県 県内投資促進課 が書きました。
オフィスや開発拠点の地方移転に関するお問い合わせはこちらから
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/office-relocation/


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